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シャローにこだわる男の時々釣れてるブログです。
我流
「我が拳は我流 我流は無型 無型ゆえにだれにも読めぬ!」



このセリフの分かる方、相当な南斗の使い手ですね。




記憶がある限り私の釣り歴は、小学一年か二年のころからですから今年で25年か26年くらい。しかしその間に釣りを誰かに教わった事はほとんど無い。あるのはハゼ、太刀魚、スルメイカの餌釣りのみで、ことルアーフィッシングに関しては全くの独学。もちろんルアー雑誌等を読み漁った時期はありますが、同級生の一人の相棒と共に、フィールドでのトライ&エラーを繰り返して今までやってきました。



もともとシャローの釣りにはまったのは、彼と野池でのハードルアーによるバスフィッシングの楽しさを知ってから。


狙ったのは一般的に皿池と呼ばれるようなノンストラクチャーの浅い池。そこを真夏だろうが真冬だろうがハードルアーで攻めることによって、独自のルアーセレクトをするようになりました。

当時はまだ、「水面直下」を効率良く攻めれるようなルアーは少なく、国産では“SSR”と名の付くような、でっかいリップを突っ立てて無理やりシャローを泳がせ、“活性の高い時しか釣れない”クランクベイトばかり。
そんなルアーに対して、プレミア価格を付けて販売したり、売れ残りルアーを抱合せ販売したりする業界、及びそれを「釣れる釣れる!」といって買いあさる釣り人達に違和感を覚える毎日でした。


そういった風潮の中、私はたとえ見た目が悪かろうが、安物だろうが、逆に高価だろうが、自分で“良い!”と思ったルアーに、より使いやすく手を加える事で、一時期参加したバストーナメントでも何度か結果を出す事が出来ました。もちろんヒットルアーの名前をコメントしても、皆「何それ?どこのルアー?」って感じでしたが・・・


最近ちょこっと本屋で立ち読みしたところ、今のソルトルアー雑誌を見ると、昔のバス業界に近づきつつあるような気がしました。魚に聞かなきゃ分からないような理屈を事細かく書いてみたり、昔ブイブイ言わせてたバス業界の人たちが、今当たり前のようにソルトウォーター語ってたり。節操の無い・・・


だから今、“ソルト”“フレッシュ”に関わらず、ルアー釣りを楽しんでる人には、染まらないんで欲しいんですよね。ヒットルアーは自分で探すもので、メディアに教えてもらうものにして欲しくないんです。だってルアーって星の数ほどあるんだから!
タックルだって、使いやすけりゃ何でもいいんですよ。魚にはロッドもリールも分かりませんからね!




「おれは雲 おれはおれの意志で動く ざまあみたかラオウ
 おれは最期の最期まで雲のジュウザ!」



釣果云々ではなく“ジュウザ”のような釣り人が増えれば、釣りはもっと楽しくなるだろうな。




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